九州地方は何度か大雨に見舞われましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ここ数年、毎年のようにどこかで災害級の大雨が降りますね…。
台風の情報もありますし、皆さんくれぐれもお気をつけください。
さて今回は皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか、「8020運動」についてのお話をしたいと思います。
歯は健康のパートナー
歯やお口の中に問題がないときには皆さん特に意識せず食べ物を噛んでご飯を食べているかと思いますが、実は食べ物を噛むとき、歯には驚くほどの力がかかっています。
奥歯が1本無くなるだけで噛む力は歯が揃っているときの6割ほどになり、歯の数が14本になるとご飯やハンペンなど軟らかいものまで噛めなくなると報告されています。14本あれば十分噛めそうな気がしてしまいますが、実はそうではないのです。
「食べる」ことがうまくできない状態は、体力の低下を招き大きな病気へとつながっていきます。
歯は、元気に「生きる」ために欠かせない大切なものなのです。
元気に暮らすために必要な歯の数
先ほど14本では軟らかい食べ物さえ噛めなくなるというお話をしましたが、一体何本の歯があれば問題なく食べられて元気に過ごすことができるのでしょう。
実は歯の数が20本あれば、大抵の物は食べることができて、元気に過ごすことができるといわれています。この6本の差が大きいのですね。
お口の健康の維持がQOL (クオリティ・オブ・ライフ=生活の質・人生の質) の向上につながるとして、厚生労働省を中心に推進されているのが本記事のタイトルにもある「8020=80歳で20本以上の歯を残す」 運動 です。
厚生労働省は6年毎に日本人のお口の健康状態を調査しています。
右の図は、この調査をもとに75歳以上を対象に自分の歯を20本以上保有している方の割合を示したものです。高齢者社会を迎え健康への関心が高まり8020達成者が増えています。
高齢になるほど、また生活の介助が必要な方ほど、歯とお口の健康を維持するための手助けが必要になります。
具体的には、
・歯磨きなどのお口の清掃
・食べて飲み込む動作のトレーニング
などのお口のケアが必要です。健康な生活を維持するためにもご自宅や歯科医院でのケアをぜひ続けてください。
いかがでしたか?
健康な歯は健康な身体に必要不可欠なものです。お口のケアをしっかりおこない、歯を失うことなく一生を過ごしましょう。
お口のケアについて気になる方はお気軽にゲン歯科クリニック( TEL:092-471-0110 )までご連絡ください。
コメント