夏真っ盛りの厳しい暑さが続きますね。毎年のように記録的猛暑という言葉を聞いている気がしますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
気付かないうちに熱中症にかかっているケースもあるそうですので、皆さんも十分にお気をつけください。
とっても怖い誤嚥性(ごえんせい)肺炎
熱中症も怖い病気のひとつですが、日本人の死因の中で年々増えているもの、ご存知でしょうか。
グラフ①で示されているように実は「肺炎」がそうなんです。グラフ②を見て頂くと分かるように、高齢になるほど肺炎による死亡者が目立って増え始めます。
そしてその多くが誤嚥性肺炎によるものと言われています。


高齢になると食べたり飲みこんだりする機能が衰えます。そうなると食事中にむせたりうまく飲み込むことができず、食べカスや唾液を誤って肺に入れてしまうことがよくあります。誤嚥性肺炎は、こうした唾液や胃液と一緒に細菌が肺に侵入することで起こります。
抵抗力の衰えた高齢者や寝たきりの方などが発病することが多いため、繰り返すことが多いようです。そして、繰り返すことによって抗生物質が効かなくなり、亡くなってしまう方も…。
つまり、高齢者の健康維持のためには、治療よりも予防することがとても重要なのです。
誤嚥性肺炎を予防するためには?
怖い誤嚥性肺炎を予防するためには、
・飲み下す機能がこれ以上衰えないようにトレーニングすること
・お口の中を清潔にして細菌を減らすこと
が有効とされています。
高齢者施設で行われた調査では、口腔ケアを受けたグループのほうが受けなかったグループより、誤嚥性肺炎の発症率が低かったという報告がなされています。
誤嚥性肺炎を予防するためにも口を閉じたり、飲み込む機能のトレーニングやリハビリテーション、歯科医や歯科衛生士による歯磨きや舌の清掃などの指導を受けることをおすすめします。
まだ若い方も早くケアすることに越したことはありませんので、ぜひお口のお手入れをされてください。
いかがでしたか?
歯磨きや舌の清掃などお口のケアについて気になる方はお気軽にゲン歯科クリニック( TEL:092-471-0110 )までご連絡ください。
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