自覚症状がなくてもむし歯の可能性あり!定期チェックでむし歯の進行をブロックしましょう

早いものでもうお盆も終わりましたね。今年のお盆休みは9連休という方もいらっしゃるようです。長めのお休みの方は、お休みを満喫されているのではないでしょうか。

さて、今回は多くの人が悩まされた経験があると思われる「むし歯」についてのお話を書かせていただこうと思います。

知っておきたい虫歯の進行の度合い

歯の変化や症状に関心を持ちましょう

皆さんはむし歯になるメカニズムをご存知でしょうか。
私たちの口の中では、歯の表面からリンやカルシウムが溶け出す「脱灰(だっかい)」と、溶け出した成分が再び歯に戻る「再石灰化」が起きています。
脱灰が再石灰化を上回ると、歯の表面は溶けて「むし歯」になるのです。

むし歯はC1~C4の4段階に分けられるのですが、C1の段階では歯の痛みなどの自覚症状がありません。
歯に違和感や痛みを感じて「もしかして、むし歯かな?」と歯医者へ行かれる方も多いと思いますが、実は自覚症状がない段階でも既にむし歯になっているということが大いにありえるのです。
こういったことから、私たち歯科医は歯医者での定期的な歯のチェックをお勧めしています。

むし歯の進行度合い
  • CO
    表面が白く濁ったり溝が茶色になったりしています。表面がごく浅く溶けた状態。再石灰化を促しながら経過を観察します。
  • C1
    自覚症状はありません。歯科医院を受診して発見されます。エナメル質が侵され黒ずんだ小さな孔があきます。最小限の治療で済みます。
  • C2
    象牙質まで進行しています。歯痛やしみる症状があります。初めは冷たいものがしみ、進行すると熱いものがしみます。象牙質近くでむし歯が横に広がっているため大きく削ります。
  • C3
    歯髄(神経)まで進行し、歯髄が炎症を起こしています。激しく痛みます。炎症がさらに進行すると、歯髄は腐り死にます。根の治療によって歯を残す努力をします。
  • C4
    むし歯で歯冠部分がなくなりました。歯髄は死んでおり痛みがありません。歯の根の先に膿がたまります。治療は難しいです。

(記号のCはcaries=カリエス=う蝕の頭文字です)

むし歯の治療ガイド

症状別 治療と修復の方法をご紹介

むし歯の治療は進行度・症状によって治療方法、修復方法を選びます。

いかがでしたか?
むし歯の発見が早ければ早いほど、最小限の治療で済みます。
自覚症状が出たときには歯を大きく削らなくてはいけない段階になっていることがほとんどです。
普段からご自分で歯の状態に気を付けることはもちろんですが、ぜひ歯医者での定期検診を受けてださいね。
歯の定期検診について気になる方はお気軽にゲン歯科クリニック( TEL:092-471-0110 )までご連絡ください。

この記事を書いた人
ゲン歯科クリニック

福岡・博多のゲン歯科クリニックです。
当クリニックでは、患者さんとの信頼のキャッチボールを大切に日々治療を行っています。
こちらのブログでは、予防歯科に関する情報をスタッフが不定期で更新しています。

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