皆さんは普段、健康や美容のために何か努力されていますか?
日本人はヨーロッパなどと比べると健康面や美容面に関しての意識が高いと言われており、その分野に関する知識を専門家並みに持っている一般の方も少なくないように思えます。美容やダイエットに関する情報などを一般の方がすごく詳しく(情報の正確さはさておき)ブログで発信していたりしますよね。
しかし、歯科分野に関しては日本人の意識はヨーロッパのそれと比べるとかなり低いということが指摘されています。
予防歯科がまだまだ根付いておらず、歯が痛くなったり、何か異常がないと歯医者に行かないという方が多いのです。
そうは言っても最近は歯に対する意識が少しずつ高くなってきていると感じます。特に小さなお子さんがいるお母さんの意識が高いようです。
それを示すように厚生労働省の「平成28年歯科疾患実態調査」では14歳以下でむし歯がある人の割合がおおむね減少傾向にあるという報告がなされています。
増えているおとなのむし歯
若年層のむし歯が減っているということを先述しましたが、実はそれとは逆に45歳以上の年齢層のむし歯が増えているということが歯科疾患実態調査で報告されています。一生の間にはむし歯にかかりやすい時期が3度あると言われており、中高年世代もその一つです。中高年では、歯の付け根あたりにできる『根面(こんめん)う蝕』というむし歯が多発します。
中高年に根面う蝕が多い理由
中高年に根面う蝕が多い理由として大きく以下の4点が挙げられます。
象牙質・セメント質は酸に弱い
加齢による影響や歯周病の進行によって、中高年層では歯肉が痩せて歯の根が露出してきます。この歯根部分は歯冠部分より酸に弱く、それだけむし歯になりやすいのです。
唾液の分泌量が減少
唾液には、私たちのお口の中をきれいにし細菌の繁殖を防ぐなど、むし歯から私たちを守ってくれる働きがあります。ところが加齢とともに唾液の分泌量は減少し、お口の環境を良好に守る力が衰えてきます。
お手入れが不足
仕事で忙しい中高年世代は、家庭でのホームケアや歯科医院での定期的なお手入れなどが不十分になりがちです。お手入れ不足によってプラークや歯石が溜まり、むし歯になる条件をつくってしまいます。
不規則な飲食
口寂しさからアメや清涼飲料水、ジュース類などを頻繁に口にしている方がいます。これらの食品は、むし歯の原因である砂糖成分を含んでいることが多く、むし歯になる危険度が高まります。
いかがでしたか?
大人のむし歯について気になる方はお気軽にゲン歯科クリニック( TEL:092-471-0110 )までご連絡ください。
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