妊娠中は歯周病が悪化しやすいって本当?

皆さんは「妊娠性歯周炎」をご存知でしょうか。
実は妊娠中はお口の中の環境が悪化して、むし歯や歯周病になりやすい状態なのです。
特に歯周病は悪化しやすく、歯肉がぷっくりと腫れて出血しやすい状態になります。これを妊娠性歯周炎といいます。

妊娠性歯周炎になる要因とは

妊娠中は酸性食品の摂りすぎになりやすく、だらだら食いなどで食生活が乱れやすくなってしまいます。その上、自分自身のことがおろそかになりがちで口腔ケアが不十分になることが要因として挙げられます。
また、妊娠でホルモンが変かし、女性ホルモンを好む歯周病細菌が活性化することも要因のひとつです。

赤ちゃんへの影響について

実は歯周病は妊婦だけの問題ではなく、赤ちゃんにも影響を及ぼす恐れがあります。
歯周病患部の毒素や炎症を引き起こす物質は、血液中に入って全身へと運ばれ、胎盤に刺激を与えて胎児の成長に影響を与えます。
また、子宮収縮を促して早産につながると考えられています。

歯周病菌が4.5倍

低体重児を産んだ妊婦は、正常妊婦・正期産の人に比べ歯周病菌が約4.5倍
(北海道医療大学歯学部 古市保志教授 免疫学調査2005年報告より)

早産の確率が7.5倍

歯周病の妊婦はそうでない妊婦に比べ、早産や流産になる確率が7.5倍
(UCLA歯学部マイケル・ニューマン教授グループ2000年発表)

いかがでしたか?
妊娠がわかったら、お腹の大切な赤ちゃんのためにも、お口のケアにはくれぐれもご注意ください。
妊娠中のお口のケアについて気になる方はお気軽にゲン歯科クリニック( TEL:092-471-0110 )までご連絡ください。

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ゲン歯科クリニック

福岡・博多のゲン歯科クリニックです。
当クリニックでは、患者さんとの信頼のキャッチボールを大切に日々治療を行っています。
こちらのブログでは、予防歯科に関する情報をスタッフが不定期で更新しています。

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