実は働きものな唾液についてのお話

美味しそうな食べ物を見たり、梅干しなどの酸っぱい食べ物を想像すると自然と出てくる唾液。
唾液が消化吸収を助けるというのは皆さんも割とご存知かと思いますが、実はそれだけではなくお口や全身の健康を守るための様々なはたらきがあります。
むし歯の予防という面でも唾液はたいへん重要な役割を果たしています。

今回はそんな唾液がお口の健康という面で果たしている役割についてご紹介したいと思います。

唾液のもつ3つの働き

お口の健康において唾液のもつ働きは大きく3つ挙げられます。

  • 清浄、殺菌、抗菌
    唾液はお口の中を絶えず流れて、食べカスやお口の中にすんでいる細菌を洗い流します。また、唾液に含まれた免疫物質は、粘膜からの細菌感染を防ぎます。
  • 口の中を中性にする
    ▲唾液の緩衝作用 唾液分泌量・緩衝作用が高い場合
    唾液には、飲食で酸性に傾いたお口の中を中性に戻す作用(緩衝能(かんしょうのう))があります。むし歯の原因菌(ミュータンス菌)は、食べ物に含まれる砂糖や炭水化物を分解して酸をつくりますが、唾液はこれを中和してむし歯の始まりを防ぎます。
  • 再石灰化
    唾液には、歯の成分であるカルシウムやリンが含まれています。
    お口の中のミュータンス菌が食べカスなどを分解してつくり出した酸は、歯の表面のエナメル質を溶かします。
    このとき唾液があると、唾液中のカルシウムやリンが溶け出した部分を補うように歯の表面に付着して歯を修復します。これが『再石灰化』作用です。
    唾液が多いほど再石灰化のはたらきは強まります。

いかがでしたか?
普段はなかなか気に掛けることのない「唾液」が実はお口の健康に大きく貢献してくれているということをご紹介させていただきました。
むし歯予防やお口のケアについて気になる方はお気軽にゲン歯科クリニック( TEL:092-471-0110 )までご連絡ください。

この記事を書いた人
ゲン歯科クリニック

福岡・博多のゲン歯科クリニックです。
当クリニックでは、患者さんとの信頼のキャッチボールを大切に日々治療を行っています。
こちらのブログでは、予防歯科に関する情報をスタッフが不定期で更新しています。

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